今、私たちにできる備えを~その時は必ずくる~
防災体験学習施設 そなエリア東京
情報委員と市P連役員20人は「防災体験学習施設 そなエリア東京」を視察研修で訪れました。そなエリア東京では、1階の防災体験ゾーン「東京直下72h TOUR」に参加できます。これは、マグニチュード7.3、震度7の首都直下型地震の発生から避難までを体験しながら、被災後72時間を生き抜く知恵を学ぶ防災体験学習ツアーです。
《いざ!そなエリアへ》
「東京直下72h TOUR」は、駅ビルのエレベーターに乗ったところで地震が発生した、という設定で始まります。
《今回は有料ガイド付き》
《緊張でドキドキ》
エレベーターに乗り込むと、まもなく地震が起こります。
《足下は真っ暗》
続いて、緊急停止をしたエレベーターを降り、通路から脱出します。地震による停電で暗くなっているので、非常放送や避難誘導灯を頼りに進みます。アトラクション気分から一転、緊張感や恐怖心が高まります。
《で、電柱が・・・》
脱出先は、被災地となってしまった商店街や住宅地です。倒壊している建物、傾いている看板、2階から落下してきそうなエアコンの室外機、切れた電線、室内で発火が起こる店舗。
《緊急地震速報が鳴り響く》
映像、照明、音響で再現された余震が繰り返され、それを知らせる携帯電話の警告音も時折鳴り響くなど、大変真に迫る光景でした。
《がれきの下から「助けてー!!」》
そのような中を、被災時の注意事項を確認しながら避難所へ移動します。
《意外と狭い》
避難所では、段ボールで仕切られた居住スペースや、簡易トイレが実際に設置されており、代替え品利用法の解説展示もありました。
ツアー中に学んだ「72時間を生き抜くための情報」を紹介します。
・車を運転中に避難する場合、車を左側に寄せて停車し、鍵を付けたまま車検証を持って歩いて避難する。
・帰宅困難になったときに「災害時帰宅支援ステーション・ステッカー」が掲示されているお店(コンビニエンスストアやガソリンスタンド)などで、水道水・トイレ・災害情報・休憩場所を提供してもらえる。
・避難する際、自宅に「母は小学校にいます」などの居所を知らせる貼り紙をするとよいが、家の外ではなく内側に貼る。留守を他人に教えてしまい、泥棒に入られてしまう可能性があるため。
・買い物中に地震が起きたら、カゴを頭に浮かせてかぶり、身を小さくすると首や後頭部を保護できる。
「東京都防災ホームページ」https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/1006044.html
に生き抜くためのさまざまなヒントが書いてあります。
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防災・・・私たちがすべきこと
次の三つのメッセージは、そなエリア東京のスタッフから、秦野市の小中学生の保護者の皆さまへ、いただいたものです。
①首都直下型地震は今後30年以内に70%の確率で起きるといわれており、今起こってもおかしくないです。
②いざというときには防災訓練などの体験がものをいいます。
③災害時の備え・安否確認方法・集合場所・出火防止策について話し合い、役割分担を決めておくなど、家族会議を開きましょう。
参加者からは「災害に備えて、今、実践できそうだと感じたこと」について、このような感想がありました。
《固定あり・固定なし》
・災害時、家族との待ち合わせ場所を決めておく。その時、どのくらい待ち続けるかなども具体的に決めておくようにする。
・トイレの汚物処理に猫用の砂を準備しておく。
・家具を固定する。
・補強しているタンスなどが倒れないか、再度確認する。
《スーパーの袋が三角巾に早変わり》
・防災用品の見直しをする。
・スーパーのビニール袋をバッグに数枚入れて持ち歩く。
(三角巾、手袋、おむつ、バケツ、皿などの代用として使える)
その時は必ずくると言われています。自然災害は、当たり前と思っている日常を一瞬で非日常に変えてしまいます。その時パニックにならず、どうやって命を守り、生き抜くか。そのために、「今すべきことは何か」を家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。まずは知り、そして行動に移し、さらにそれを共有していきましょう。
防災体験学習施設 そなエリア東京
東京都江東区有明3丁目8番35号
入園料・入館料無料
防災体験施設の利用時間 9:30~17:00
(入場は16:30まで)
B班
堀川小 本町小
鶴巻中 末広小
南が丘小 西中 大根小