Web版「P連ニュース」を1年間発行してみて
■委員会活動は8割以上の人が好意見
子どもという共通の話題を、いろいろな視点で多くの人と真剣に話しあいました。他の学校を知り、共通のPTA問題などはお互いに興味深く、新しい発見がたくさんありました。
C班編集会議中の風景
だからでしょうか、秦野市PTA連絡協議会(以下、市P連)の情報委員の皆さんに振り返りのアンケートをしたところ、楽しかった、良かったと回答された人が8割以上もいました。
【市P連の活動全体に取り組んでみてどうでしたか?】*グラフ①
大変だった、集まりが予想以上に多くて単P活動との両立が大変だったという声もあります。単Pの本部役員としての活動もしつつだったので、バザー開催時期などは両立が大変でした。
正直疲れましたが、やりきった気分でしょうか。
ただ、情報委員の存在意義がよくわからなかったという声もちらほら。確かに、情報委員会では議論などはほぼなく、疑問などはアンケート形式で各校に回答してもらい持ち帰るという形でした。また、会長・情報委員合同会ではグループトークはありましたが、時間が短すぎて中途半端でした。なので、他校のいいとこ取りが十分にできなかったのは残念でした。
■情報委員の改善活動
今年度は情報委員としての活動もいろいろと改善されました。その最もなものが、市P連からの情報発信を、紙面の「はだのP連だより」からWeb化した事です。
紙面では文字数の制限や表現の制約などで、レイアウト等で多くの調整があり、発行までにかなり手間がかかっていたそうです。Web化により、これらの作業が大幅に簡略化されました。
実際に紙面づくりを経験した人の意見には「紙媒体の時より大幅に負担軽減したと感じました」「紙面での作成はもっと苦労があったと思います」とあり、負担軽減の効果はあったようです。
*単P:学校単位のPTA活動
■Web化のメリット・デメリット
Web化にあたり見えてきたこともありました。Web化のメリットを閲覧者の立場から考えると、
■ いつでも気になったら情報を得ることができる
■ カラーなので写真なども見やすく分かりやすい
■ 関連情報などをURLでより多く提供できる
■ 過去の記事も探し出せる
■ 紙面は子どもから届かないこともあったが、失くすことがない
といいことがかなりありました。
一方、デメリットとしてあがったのは、
■ いつ更新されたか連絡が来ないと分からない
■ 認知度が低いので、そもそも知らない人が多い
■ 伝えたい情報が紙だと手元に取って、さらっとでも目を通してもらえそうだが、Web版はPTA活動に興味がないと見る行為につながらないかもしれない
などと、せっかくの情報が届いていない状態であることが見えてきました。Web化したことを「知らない」と、直接聞いたことがある委員もいるほどです。
今後は、より認知度を上げる取り組みが必要であることがわかりました。
■まだまだ改善の余地あり
最後に、初めてWebの記事を制作してみてどうだったか、委員に感想を聞いてみました。
【記事作りをしてみてどうでしたか?】*グラフ②
秦野市役所に子どもたちの安全(「青パト」9月号記事 )について取材するなど、知らなかった多くのことを知ることができました。秦野で子育てしていて、「あれはどうなっているのだろう」などの疑問がある人には、答えを見つける良い機会になるかもしれません。
また、人に物事を伝える立場では、言葉の使い方を改めて見直すきっかけにもなり、良い経験になりました。
そしてもう一つ多かった意見は、「マニュアルが欲しかった」。広報や情報委員の経験者も何人かいましたが、多くが初めてでした。
実際に記事を作ってみると、普段の生活では気にしなかった言葉の間違いや、読みやすい記事の書き方などが分からず右往左往しました。記者ハンドブックという本がありますが、それすらどういう時に使ったらよいのかも分からない始末。
どんなことでも、すんなりできる人もいれば、まったく想像すらできない人もいます。得手不得手があります。なので、どんな人でもできるようにすること(=マニュアルの整備)は、情報委員活動のさらなる改善、負担軽減にもつながると思います。そして、軽減で得た余裕はよりよい活動につながると思うので、さらに磨き上げていってもらえたらと思います。来年度以降の改善に期待しています!
最後に、2019年度情報委員の活動にご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
*グラフ①②は秦野市P連 情報委員へ「活動を通した感想」を調査。(複数回答あり)
・実施日:1/15~1/25
・対象者:市P連 情報委員 22人
・回答数(率):18人(81%)
C班
鶴巻小・北中・渋沢中
本町中・上小・渋沢小・北小