ここ数年想定外の自然災害や通信障害が原因で、スマートフォンや携帯電話がつながりにくくなるという事態が起きており、家族や職場・学校や幼稚園等はもちろん、110 番や119 番への連絡も困難となり大きな影響を与えました。そこで、災害時にも強いと見直されている公衆電話について、どの程度認知されているかアンケートを取り、記事にしてみました。
◆公衆電話について
街の中や駅などにある公衆電話には、公衆電話ボックスや車いすで利用できるタイプもあります。お金やテレホンカードを入れれば、誰でも使えて、110 番(警察)や119 番(火事・救急車)は、お金が無くても使えるようになっています。
10 円では市内の固定電話には56秒、100円で560秒、携帯電話には15秒、100円で150秒話すことができます。
◆災害時でもつながりやすい
公衆電話は電話線から電源をとっているため、停電になったとしても電話線さえ切断されていなければ問題なく使えます。公衆電話は通話制限を受けない優先電話となっているので、自宅の電話や携帯電話より繋がりやすくなっています。
この機会にお子さんとの日頃の連絡手段としても考えてみてはいかがでしょうか?
公衆電話の認知度把握のために、公衆電話の認知度や、使ったことがあるか等についてアンケートを行ないました。
◆公衆電話の認知状況についてのアンケート結果
アンケート期間:10月3日~10月12日 回答数:574件
対象者:取材チームの在籍する市内7校の児童・生徒
アンケートを集計してみて
公衆電話については8割の児童・生徒が知っていると回答していますが、実際の設置場所について約半分はわからないと回答しています。
併せて公衆電話を使ったことがない、使い方もわからないが61.0%、連絡先電話番号を覚えていないが58.3%となっており、“いざという時に”公衆電話を使えない、また使えても電話番号がわからない児童・生徒が約6割いることが分かりました。
いざという時に公衆電話を有効活用できるか不安が残る結果となりました。この機会に、公衆電話の活用についてご家族で確認してみてはいかがでしょうか?
その1 公衆電話の設置場所を確認しましょう。
まずはご家族でご自宅や登下校ルートなどの近くに公衆電話がないか探してみてください。
公衆電話の設置場所はこちらのNTT東日本サイトから探すこともできます。
https://www.ntt-east.co.jp/ptd/kousyukids/search/
その2 公衆電話を実際に使ってみましょう!
お近くの公衆電話を見つけて、ぜひお子さんと一緒に電話をかけてみましょう。使い方はこちらを参照ください。
https://www.ntt-east.co.jp/ptd/kousyukids/learn/
その3 公衆電話カードを作りましょう。
いざと言う時に連絡先がわかるように公衆電話カードを作り、小銭やテレホンカードと一緒に用意してはいかがでしょうか?お出かけの際にも常に持っておくと安心です。
公衆電話カードはNTT東日本のホームページから簡単に作れます。
◆お子さんが公衆電話を理解して使えるために
NTT 東日本ホームページにある「はじめての公衆電話キッズページ」を、親子で確認してみてください。とても楽しくわかりやすい紹介となっています。
またお子さんへは、災害時だけでなく、困った時に受話器を上げて赤いボタンを押し、110番か119番をダイヤルして、電話口に出た人へお話できるようご家族で確認しておきましょう。
※赤いボタンが無い公衆電話の場合は、受話器を上げてそのまま110 番か119 番をダイヤルします。
以上災害時や緊急時の公衆電話の見直しや活用について紹介させていただきました。NTT東日本のHPに、公衆電話の詳しい情報が載っておりますので、一度ご家族でご覧ください。
これを機会に各ご家庭で家族との連絡手段や方法についてお話しいただき、ひとつの備えになればと思います。
※出典NTT東日本
《情報委員会C班》
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