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第12回 秦野市PTA大会が開催されました!

 

 令和6120日(土)、秦野市保健福祉センターにて秦野市教育委員会・秦野市生涯学習課との共催により、4年ぶりに第12回秦野市PTA大会が開催されました。まず秦野市文化スポーツ部長、神奈川県PTA連絡協議会小林会長からごあいさつをいただき、次に南が丘小学校と鶴巻小学校のPTA活動の実践発表がありました。そして秦野市教育委員会より、中学校の部活動地域移行について説明がありました。講演会では子どもの成長期と栄養についてお話がありました。

 

  寒い曇り空のもと、当日はたくさんのPTA会員と秦野市内の教職員が足を運びました。

写真中央:神奈川県PTA協議会会長小林氏)

 

【南が丘小学校と鶴巻小学校のPTA活動実践発表】

 

 前半の発表は、南が丘小学校PTA会長の神山友輔氏より各種委員会の活動内容や、活動を通して生じる課題の解決策について発表がありました。時代に合わせた取り組みとして、「Googleフォーム」や「Zoom会議」の活用、「Time Tree」を用いた予定管理アプリを導入することで、業務の効率化と柔軟な対応を可能にしていった実践例をお話していただきました。

 またふれあい委員会では、親子で参加できる「ドローン飛行体験」や「木工ワークショップ」などの企画を行い、大好評だったようです。

 

 後半は鶴巻中学校PTA会長(前鶴巻小学校PTA会長)の竹尾信行氏がご自身の経験からPTA活動の在り方を見直し、改革していった実践例をお話してくださいました。鶴巻小学校の恒例のイベントは役員の並々ならぬ努力と苦労があったため、どうしたら役員の負担を軽減していけるのかを模索しながら、イベントの企画を見直したことについて説明がありました。

 

 「誰かの犠牲の上に成り立つイベントはあってはならない」という印象的な言葉を残し、時代に合わせたPTA活動の在り方や将来の活動方針について考えさせられる機会になりました。

【部活動の地域移行についての説明】

 秦野市教育委員会より、部活動地域移行に取り組んでいる中学校について、動画を通して紹介がありました。専門性の高い外部指導員による指導の利点を生徒や指導者のインタビューを通して説明がありました。関野教育課長は「急な変化がないように、皆さまと知恵を出し合いながら生涯スポーツを推進していきたい。」とおっしゃっていました。

令和5年度 家庭教育支援講演会「成長期の栄養と今でも食事で選手を応援する理由」

 

 元横浜高校野球部合宿所の寮母であり、関東学院大学栄養学部管理栄養学科の客員教授である渡邊元美氏より「成長期の栄養と今でも食事で選手を応援する理由」というテーマでの講演が、二部構成で行われました。

 第一部では、成長期の子どもたちに必要な栄養についての説明がありました。成長期とは何か、身長を伸ばすために必要な栄養素、現代の食生活と昔の食生活の違いと注意すべき点など詳しく説明されました。また、多忙な家庭でも手軽に取り入れられる栄養満点の食事やおやつの作り方について、実用的なアドバイスがありました。

第二部では、横浜高校野球部の元監督の娘として特別な環境下で育った渡邊氏自身の幼少期の思い出や、寮母として学生たちの健康管理に取り組んできた山あり谷ありの経験をユーモア交えて語られました。参加者にとって、わが子の健康管理に生かせるヒントがたくさんありました。

(写真:元横浜高校合宿所寮母の渡邊氏)

≪編集後記≫

 この大会を通して、秦野市のPTA活動が子どもたちの成長や地域社会とのかかわりの中で、重要な役割を担っていることを新たに認識しました。教育とは単に学校の中だけで行われるものではなく、家庭、地域社会、そして社会全体が連携をして支えるものであると思います。今後も、地域や子どもたちのためになる学びと交流の場として、このようなPTA大会が持続的に開催されることを心から願っています。

 

 

≪情報委員会C≫鶴巻小、南が丘小、北小、大根小、本町小、本町中、堀川小