2024 年 4 月 13 日(土)本町公民館にて秦野市 PTA 連絡協議会の決算・予算総会が開催されました。市内 22 の小・中学校 PTA 会長、情報委員、学校長に加え、秦野市教育委員会教育長 佐藤様をはじめ来賓の方々をお招きしました。決算・予算総会ではすべての議案が承認されました。(総会資料掲載)
秦野市役所各部署より沢山のお話しをいただきましたので、その中のいくつかをお伝えしたいと思います。
■秦野市教育委員会より
~みらいの学び舎~
現在秦野市にある小中学校の校舎のほとんどが 30 年以上前に建てられており老朽化、子どもの減少を考え今後建て替えが必要になっていきます。
そこで未来の子どもたちの学びを守り負担をかけないような「みらいの学び舎」づくりをしていきたいとのお話しがありました。
例えば...
① 基本的な学校機能
【普通教室】
▶従来よりもスペースを確保して、多目的な学習活動に対応
【特別教室】
▶多目的な使用に対応して、多様な学習活動に対応
学びの場が『教室』→『学校全体へ』
➁公共施設との複合化
【学校+公民館など】
▶施設の共有も可能、防犯面での工夫が必要
【防災機能】
▶広域避難場所として、安全・安心な整備を
【放課後の居場所づくり】
▶児童ホーム、児童館など
複合化についてはまだまだ沢山の課題、それとともにアイデアもありますが、
このような将来の学び舎づくりを地域との関係も踏まえて考えていく時期が到来しています。
~子どもたちにとって「明日また行きたい学校」~
~地域にとって「生き生きと輝く学校」~
そんな学び舎つくりを考えているようです。
■教育研究所より
平成23年度より園小中一貫教育を展開、子どもたちの「育ちと学びの連続性」の今後の在り方を考えて義務教育学校の導入を進めています。
義務教育学校では、小学校6年間と中学校3年間の一貫した9年間のつながりを大切にしていきます。義務教育9年間を見据えて学ぶことで大きな環境の変化をやわらげ安定した学校生活を送ることが期待できます。
~義務教育学校 学び舎3本柱~
1. 学びの基盤プロジェクト
「何ができるようになったのか」に着目した学びのスタイルの変革を目指す
2. HADANO スマートスクール
ICT の積極的な活用を図り、学力向上と業務改善の両立を目指す
3. はだのふるさと科
秦野ならではの特色を9年間系統立てた課題解決型の学習プログラム。将来子どもたちが社会で活躍することを目指す
■中学卒業時の卒業証書が木の紙に!
~生涯を通じた木とのふれあい~
乳児期から高齢者までそれぞれの対象者に木を使った物が贈られます。
令和6年度より義務教育終了の節目に、秦野で育った木の紙で作られた卒業証書が授与されます。
秦野で育った子ども達が義務教育課程を終え、次のステージに進むに当たり、同じく秦野で育った木を使用した卒業証書を贈ることで郷土愛を深めてもらうことを目的としています。
編集後記
コロナが 5 類に移行されてから約1年が過ぎ徐々に以前の環境に戻りつつあります。コロナを機に形が変わっていった部分も沢山ありますが、PTA 活動も同じく時代背景とともに新たな取り組み方をしていかなければならないと感じました。そして子ども達には変化の激しいこれからの社会を生きるために確かな学力、豊かな人間性、健やかな体、地域社会において自ら行動できる子になって欲しいと思いました。
これからも「はだの P 連ニュース」で皆様に沢山の情報をお伝えしていきます。ご活用頂けたら幸いです。
<情報委員会 A 班>
本町小学校・西中学校・南が丘中学校