7月1日(月)北中学校でPTA主催の給食試食会が行われました。
今年度は秦野市PTA連絡協議会より給食試食会の補助金が出ることになりましたので、様子を取材に伺いました。
当日は27名の保護者が参加し、PTA役員が配膳、試食をしながら栄養士さんより給食センターや献立の説明を受けました。
中学校給食は市の栄養士さん3名と、実際の調理はハーベストネクスト株式会社とが中心となって給食を作っています。
献立は調理員さんと相談しながら市の栄養士さん3名で考えて決定しています。
毎日少しずつポイントがあり、食材(旬や地産地消)、栄養素、行事などいろいろなねらいを持って献立を作成しています。
●給食を試食させていただきました。
メニュー:枝豆おこわ、豚肉のみそ炒め、野菜の旨煮、牛乳
☆本日のポイント
枝豆・・・夏が旬、成長に必要なたんぱく質が豊富。
豚肉・・・ビタミンB1が豊富、疲労回復効果があり夏バテで疲れている体を癒す。
☆試食の感想
・薄味でしたが出汁がきいていて素材の味も感じられて美味しかったです。
・量は、ご飯にもち米が入っていたのと、旨煮に野菜がたくさん入っていたので噛み応えもあり、満腹になりました。
●栄養士さんに聞いてみました!
Q. 給食が冷めてしまっているのでは、と心配な声があります。
A. 二重構造の食缶を使用しているので、冷めにくくなっています。
冷たく提供したいメニューは、温度管理を徹底しています。
Q. 人気のあるメニューは何ですか?
A. 唐揚げが人気です。
また、積極的に煮物などの和食を取り入れ、食べる経験を増やしています。
Q. こだわっていることはありますか。
A. 削り節から出汁を取ったり、小麦粉からホワイトルーを作ったり、できる限り手作りしています。食材は地場産のものを多く取り入れています。
Q. 家庭でできる食育はありますか。
A. 年間170回の給食ですが、1年間の食事の15%にしか相当しません。 残りの 85%は家庭での食事となります。家族で一緒に食事をすることも食育になりますので、できるだけ家族で食卓を囲む機会を作ってほしいと思います。
Q. これからの中学校給食について
A. できるだけ子どもたちに寄り添える中学校給食でありたいと思っています。
これからも皆さんの意見を伺いながら工夫していけたらと思っています。
編集後記:中学校給食が開始され、とても助かるというご家庭が多いと思います。
子どもたちがどのような給食を食べているのか、その給食はどのような思いで作られているか、お話を聞けたことは良い経験になりました。
ぜひ各中学校でも開催して、たくさんの保護者の方にも試食をしていただきたいと思います。そして、子どもたちと給食の話をすることが食育につながると思います。
<情報委員会C班>
北小学校・末広小学校・南中学校