
12月1日(日)西中学校ではだのっ子未来づくりフォーラムが開催されましたので、取材に伺いました。
令和7年度の市制施行70周年に向け、『はだのプライド』を大きなテーマに開催されたはだのっ子未来づくりフォーラム。
今回は初めて高橋市長も参加され、まちづくりについてお話された後、子どもたちの質問にも丁寧にお答えくださいました。
次に中学校区別のテーマに沿って、各地区内でグループ協議の後、未来づくり案の発表(ポスターセッション)が行われました。

■ 本町地区「秦野の魅力」
秦野の魅力をテーマに秦野の好きな場所を出しあい、自然の豊かさという意見をまとめ、秦野の自然が体験できたり、特産品が購入できる「もりりんランド」というレジャー施設をつくるという提案をしていました。
■ 南地区「賑わいのあるまち、秦野へ」
秦野市を1日中遊べるまちに、をテーマに課題・意見を出し合い、若い世代にスポットを当て、秦野の自然を生かした「魅力発信センター」をつくるという提案をしていました。
■ 東地区「人と関わる未来の秦野」
人と関わる未来の秦野をテーマに、人と人とが対面の会話を増やし、コミュニケーションがとれる、安心安全な思いきり遊べる場所をという意見をまとめ、「秦野みらいパーク」をつくるという提案をしていました。
■ 北地区「まちづくり」
秦野の魅力や認知度に焦点を当て、ハイキングコースやキャンプ場などの自然を生かした施設、HV交通の便、宣伝方法に着目することで、秦野の活性化を目指す未来を提案していました。
■ 大根地区「学校の環境」
学校設備や生徒数減少についての議題を元に、新しい校舎の在り方や、少子化対策としてクラブ活動を「運動クラブ」と「文化クラブ」の2択にするなど、少人数ならではの利点を生かすアイデアを出しあい、よりよい学校づくりに繋げる取り組みを提案していました。
■ 西地区「住みやすいまち」
道が狭く、音声誘導のある信号機があまりないなど、現状の市内の交通事情を踏まえ、車いすの方や盲導犬を連れた方が行動できるバリアフリー化を提案していました。
■ 南が丘地区「人口と暑さ対策」
少子化と温暖化の影響を受け、イベントの中止が相次いでいることを指摘。湧き水やさくらみちをテーマにしたイベントを考え、秦野に住みたいと思う人を増やそう、と提案していました。
■ 渋沢地区「楽しく学べる場所を作って優しい気持ちを育もう」
自然の豊かさや特産品を生かしたイベントを「はだのっ子ツアー」と題し、四季ごとに市の長所を生かしたイベントを考えて交流を増やそう、と提案していました。
■ 鶴巻地区「イベントを行い、秦野市のいじめ0を目指す」
はばたき祭や逃走中、ワークショップなどの小中学校及び地域の交流イベントを増やすことで、お互いの関わりが増え、地域全体の活性化と安心できる街づくりを提案していました。

お互いの発表を聞きあった後は再度グループ協議が行われ、皆さんからの意見を参考に、各地区で熱い意見交換が見られました。
[編集後記]
平成20年度より「いじめを考える児童生徒委員会」として15年間活動し、令和5年度からはいじめ根絶運動の取り組みとともに「明るい未来づくり」をテーマに夢を語る場として活動している、はだのっ子未来づくりフォーラム。
『情報通信技術』が進む中でも、人と人との関わりを大切に想い、大好きな秦野の豊かな自然を守りながらも生かし、より住みやすい秦野を考える子どもたちのアイデアがたくさん詰まった発表でした。
そんな子どもたちの姿はキラキラとしていて、秦野の未来は明るいな、と感じられる取材となりました。
<情報委員会E班・F班>
渋沢小学校・西小学校・東小学校・南小学校・北中学校・鶴巻中学校